テーマ③ 活用事例 申請書による管理情報一括登録

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あなたはHULFTの運用担当者です。
今後、新たにHULFTによる転送が増えることを考え、自動でHULFT管理情報を一括で反映できる仕組みを作ることになりました。

詳細要件

現在、転送定義の設定は、各HULFTサーバにリモートデスクトップで接続し、システム運用者が手作業で登録しています。これを現在使用しているHULFT-HUBとDataMagicを利用して業務を自動化したいと考えています。

HULFTの転送定義は申請された内容に従って登録しています。
転送定義の中には様々な項目がありますが、社内規定で転送定義は標準化されています。

このため、申請者が共通の設定を意識する必要がないように、以下の設定のみ指定するように申請書を簡略化しています。

・ファイルID
・ファイル名(ファイルパス)
・転送タイプ
・HULFTの自ホスト名

Excelの申請書をHULFTのパラメータファイルに変換するDataMagicのデータ加工情報の定義については作成済みです。
また、管理対象のHULFTはすべて環境は構築済みと仮定し、HULFT-HUB側に登録済みとします。
(HUBに登録済みのホストは、転送相手となる詳細ホスト情報、転送グループ情報も登録済みとします。)

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ヒントじゃ!
「HULFT-HUB」ではHULFTの管理情報を複数のHULFTに一括で反映することができる管理情報収集配布の機能があるのじゃ!一括登録する際は、「HULFT-HUB」の指定フォーマットのCSVファイルで登録となるが、そのCSVファイルは「DataMagic」で作成することが出来るぞぃ!
 

模範解答

申請書のExcelファイルを指定フォルダに配置するとHULFTのファイルトリガによりジョブを起動し、DataMagicとHULFT-HUBの起動します。
DataMagicでは、申請書を入力ファイルとし、HULFT-HUBで一括配布するためのCSVファイルを作成します。
HULFT-HUBでは、作成されたCSVファイルをもとに管理情報収集配布機能を使用し、対象のHULFTに管理情報を一括登録します。

使用環境

OS
Windows Server

使用ソフトウェア

ホスト名 ソフトウェア(オプション)/
インストール先
バージョン 集信
ポートNo.
要求受付
ポートNo.
hulft01 HULFT8 for Windows-Server/
C:\HULFT Family\hulft8
Ver.8.1.3 30813 31813
HULFT-HUB Server for Windows-L/
C:\HULFT Family\HULFT-HUB Server
Ver.3.7.0 - -
DataMagic Server for Windows(Excelオプション)
C:\HULFT Family\huledpro
Ver.3.1.3 - -
hulft02 HULFT8 for Windows-Server/
C:\HULFT Family\hulft8
Ver.8.1.3 40813 41813

使用ファイル

件名 ファイルパス
作業フォルダ C:\WORK\03_活用事例
配信ファイル C:\WORK\03_活用事例\data\snd\test.txt
集信ファイル C:\WORK\03_活用事例\data\rcv\test_rcv.txt

流れ

  1. 申請書の内容を確認し、登録用の転送定義を記載
  2. HULFT-HUB のクライアント確認
  3. DataMagicのデータ加工情報の確認
  4. HULFTのファイルトリガ情報、ジョブ起動情報を登録
  5. Excelの申請書を更新し、管理情報が自動的に反映されるか確認

手順

  1. 申請書の内容を確認し、登録用の転送定義を記載

    Excelの申請書を開いて中身を確認し、項目を埋めていきます。今回は、双方向の通信を確認するため2ファイルID登録します。なお、各項目は技術体験会では以下のように定義しています。

    項目名 説明
    ファイルID 転送時のファイルIDを指定
    追加区分 「追加・更新」または「削除」から選択
    転送パターン 今回のHUB ServerはLグレードのため、「直接転送」を指定
    ENTグレードでは、その他も選択できるようにしたも結構です。
    転送タイプ 「TEXT」転送、または「Binary」転送から選択
    配信ホスト 内部的には、以下に使用されています。
    ・配信ホストの指定
    ・集信ホストの集信管理情報-転送グループ名
    配信ファイルパス 配信側のファイルパスを指定
    集信ホスト 内部的には、以下に使用されています。
    ・集信ホストの指定
    ・配信ホストの配信管理情報-転送グループ名
    集信ファイルパス 集信側のファイルパスを指定

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  2. HULFT-HUB のクライアント確認

    Windowsのスタートメニューから HULFT-HUB Manager を起動して、HUB Server に登録されているクライアントのホスト名を確認します。

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    _4.png

    登録されているクライアントを確認します。このクライアントのホスト名がExcelの申請書に記載するホスト名となります。

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  3. DataMagicのデータ加工情報の確認

    Windowsのスタートメニューから DataMagic Manager を起動して、 登録されているデータ加工情報のIDを確認します。
    まずは、DataMagic Serverにログインします。


    データ加工情報一覧からデータ加工ID「HUB_EXCEL_LIST」を確認します。

    このデータ加工IDの説明は、こちらをご覧ください。

  4. HULFTのファイルトリガ情報、ジョブ起動情報を登録

    Windowsのスタートメニューから HULFT管理画面 を起動して、 ジョブ起動情報とファイルトリガ情報を作成します。

    《ジョブ起動情報の登録》
    HULFT管理画面を起動し、ジョブ起動情報にて以下の内容を登録します。

    項目名 設定値
    ジョブID DM-HUB
    起動ジョブ "C:\HULFT Family\huledpro\utled.exe" -i HUB_EXCEL_LIST -infile $TRGFILENAME -r
    "C:\HULFT Family\HULFT-HUB Server\bin\utlhubiupdt.exe" -f C:\WORK\03_活用事例\output\HUB_EXCEL_LIST.csv

    起動ジョブの説明
    1行目
    HULFTのファイルトリガで検知したファイル(Excelの申請書)を入力ファイルとしてDataMagicのデータ加工コマンド(utled)を実行し、HULFT-HUBで使用可能なCSVファイルを作成するジョブです。
    2行目
    1行名で作成されたCSVファイルを使用してHULFT-HUB Serverの管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)でHULFTの管理情報を更新しています。



    《ファイルトリガ情報の登録》
    ファイルトリガ情報にて以下の内容を登録します。
    ※指定のないものは今回は初期値とします。

    項目名 設定値
    トリガID EXCEL-TRG
    ディレクトリ名 C:\WORK\03_活用事例
    ファイル名 HULFT_ID追加申請書.xlsx
    ジョブID DM-HUB

    保存したら監視を有効とするために要求受付プロセスを再起動します。
  5. Excelの申請書を更新し、管理情報が自動的に反映されるか確認

    Excelの申請書を開き、上書き保存をし以下の内容を確認します。HULFTのコンソールログでは、一連の動きを確認することができます。



    ジョブが正常に実行されれば、HUBからHULFTに管理情報が配布されているので、管理画面から配布した定義で集配信が可能か確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
HULFT-HUB Server LグレードはHULFTの集約管理に使用しますが、DataMagicと組み合わせることにより業務自動化にも繋がります。前提条件をいくつか設ける必要がありますが、これはHULFTを利用したファイル転送の標準化と考えると効果的に考えることも出来ます。
この便利さ是非実感してみてください。

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