配信側のメッセージを集信後ジョブで使用したい

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はじめに

こんにちは、メディアフォースの佐渡です。

HULFTはファイルを転送するソフトウェアですが、同時にメッセージを送ることができます。
メッセージは集信後のファイル名の一部に使ったり、集信後ジョブのパラメータとして使用したりできます。

保存するファイル名に日付を付与したい場合や、ジョブのパラメータを転送のタイミングで指定する必要がある場合などにメッセージを指定します。
本Tipsでは、HULFT Ver.8のWindows/Unix/Linux版を利用した、配信側のメッセージを集信後ジョブで使用する方法を紹介します。

配信側のメッセージを集信後ジョブで使用する方法

メッセージの送信方法
メッセージを送信するには、配信要求コマンドのパラメータにメッセージを指定します。



$MSG0~$MSG5
「$MSG0」~「$MSG5」の6つで、それぞれ50バイトまでのメッセージを指定できます。
配信要求コマンドまたは送信要求コマンドのパラメータ「-msg0」~「-msg5」で指定したメッセージに置換されます。
$MSGL0~$MSGL1
このパラメータはHULFT8から使用できる機能になります。
「$MSGL0」~「$MSGL1」の2つで、それぞれ200バイトまでのメッセージを指定できます。
配信要求コマンドまたは送信要求コマンドのパラメータ「-msgl0」~「-msgl1」で指定したメッセージに置換されます。
集信後ジョブのパラメータとして利用する方法
集信後ジョブのパラメータとして利用するには、環境変数を使用してメッセージを置換するという設定をします。
集信側ホストのジョブ起動情報にて、配信側で通知したメッセージを環境変数(「$MSG0」~「$MSG5」および「$MSGL0」~「$MSGL1」)を設定します。
利用イメージ
メッセージを置換するための前提条件
集信後ジョブでメッセージの置換を行うには、集信側HULFTのシステム動作環境設定の「メッセージ動的パラメータ指定」を有効にしなければなりません。
その場合、[システム動作環境設定]の[メッセージ動的パラメータ指定(msgdynparam)]を『2』または3以外に設定する必要があります。

[メッセージ動的パラメータ指定(msgdynparam)の設定値]
  • 0:すべての管理情報のメッセージ置換を行わない
  • 1:配信管理情報および集信管理情報内の置換は行い、ジョブ起動情報およびメール連携情報内の置換は行わない
  • 2:配信管理情報および集信管理情報内の置換は行わず、ジョブ起動情報およびメール連携情報内の置換を行う
  • 3:すべての管理情報のメッセージ置換を行う

メッセージ機能を利用するときのポイント

メッセージ機能は、転送経路上で暗号化されるか。
HULFTのメッセージ送信機能によるメッセージは、暗号化されていますので安全です。
配信要求コマンド、送信要求コマンドで「msgl0」や「msgl1」を指定してHULFT7以下に拡張メッセージを送信した場合どういう動作になるか。
拡張メッセージはHULFT8からの機能です。
そのため集配信処理自体は行われますが、HULFT7以下のホストに拡張メッセージは送信されません。
ただし、自ホスト(HULFT8)側では、以下の処理は実行されます。
  • 配信履歴への拡張メッセージの出力
  • 各種管理情報、実行ジョブの環境変数の動的変更(拡張メッセージ置換)
    ※上記処理は[HULFT7通信モード]を有効にしていても行われます。
また、相手ホスト(HULFT7以下)側では、拡張メッセージに対応していないため、以下の処理が実行されません。
  • 相手ホスト側の配信履歴および集信履歴への拡張メッセージの出力
  • 相手ホスト側の各種管理情報、実行ジョブの環境変数の動的変更(拡張メッセージの置換)
管理情報内に指定した環境変数を、送信側にて指定しなかった場合、どうなるか。
受信側では0バイトメッセージとして扱います。
メッセージにマルチバイト文字は使用可能か。
使用可能ですが、配信管理情報または集信管理情報の「$MSG0」~「$MSG5」および「$MSGL0」~「$MSGL1」のいずれかに指定する文字列に2バイト文字を使用する場合、以下の条件をすべて満たす必要があります
  • 配信側ホストと集信側ホストの両方がHULFT Ver.8以降
  • 配信側ホストと集信側ホストのシステムのロケールが同じ
  • 配信側ホストと集信側ホストの「HULFT7通信モード」が“無効”
条件を満たさないときは、メッセージが正しく表示されなかったり、転送が異常終了したりすることがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

このようにメッセージ機能を使用することにより、ジョブのパラメータを転送のタイミングで動的に指定することができます。
利用されている方も多いと思いますが、上記のような注意点もございますので、ご確認の上、安定した運用を実現ください。
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