第11回:実践!流通BMS⇒CSV変換編

OrangeLab. 運営チーム
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使用ソフトウェア:DataMagic for Windows Ver.2.2.2(コード変換・オプション for Windows)
今回はXML形式である「流通BMS」をCSV形式に変換します。
※下記バージョンのDataMagicについては、次の記事をご参照ください。
DataMagic 実践!流通BMS-CSV変換編(Ver.3.0.0)

はじめに

こんにちは、メディアフォースの佐渡です。

突然ですが、流通BMSというデータフォーマットをご存じでしょうか。
これは流通ビジネスメッセージ標準(Business Message Standards)の略称で、電子商取引(EDI)の標準仕様です。
流通BMSが普及すれば、流通業界全体の業務効率化・コスト削減につながると期待されています。

流通BMSでは、メッセージ形式としてXML形式が採用されていますが、データを取り込む側のシステムがXML形式のデータを取り扱えない場合は、取り込める形式に変換しなければなりません。

そこで今回はDataMagicを活用し、XML形式からCSV形式へのフォーマット変換を行う方法をご紹介します。

事前準備

フォーマット変換に先立ち、以下2点を準備します。
  1. 変換元となるサンプルデータ(XMLデータ)
  2. XMLメッセージテンプレート

1.変換元となるサンプルデータ(XMLデータ)の準備

まずは、変換元となるサンプルデータを用意します。

サンプルデータ[XMLファイル]

上記サンプルデータを「C:\work\SAMPLE_BMS\」に格納してください。("in"というファイル名で保存)

2.XMLメッセージテンプレートの準備

DataMagicには標準で流通BMS 基本形Ver.1.3におけるXMLメッセージテンプレートが登録できるため、今回はこのテンプレートを使用します。
テンプレートはDataMagicのインストールメディアに「tpl.txt」という名前で格納されていますので、使いやすいようにインストールメディアからローカルにコピーしてください。
(※パス:<インストールメディア>\EXPORT\tpl.txt)

<流通BMSのテンプレートの取得について>
流通BMSのデータには「基本形」「商品マスタ」「百貨店」の3種類があり、下記HPでテンプレートファイルやサンプルデータが公開されています。

流通システム標準普及推進協議会
http://www.dsri.jp/ryutsu-bms/index.html
(※テンプレートファイルを取得するには、別途申込みが必要です)

「商品マスタ」や「百貨店」のテンプレートの取得や、流通BMSを詳しく知りたい方はご活用ください。

手順

データ変換に必要な定義情報を作成します。
データ変換の流れは大きく分けると以下になります。
  1. テンプレートファイルの取り込み
  2. 出力ファイル情報の設定
  3. データ加工情報の設定

Step01

まずは、「1.テンプレートファイルの取り込み」を行いましょう。

メニューから「ツール」を選択し、「管理情報ファイル一括登録」を選択します。

Step02

「■事前準備」で用意した「tpl.txt」ファイルを選択し、「インポート」ボタンをクリックします。
※下記画面では、「tpl.txt」をローカルの「C:\work\EXPORT」フォルダに格納しています。

インポートが正常に終了します。

Step03

タブボタンから「アダプタ」を選択し、「ファイル」から「XML」を選択します。
今回は、インポートされたテンプレートの中から「SIS_XML_BMS_13_08」を使用します。


<「SIS_XML_BMS_13_08」の詳細>


これで、「1.テンプレートファイルの取り込み」は完了です。

Step04

次に、「2.出力ファイル情報の設定」を行います。

タブボタンから「アダプタ」を選択し、「ファイル」から「CSV」を選択後、「新規作成」をクリックします。

Step05

CSV情報詳細画面が起動したら、下記画面を参考に「ID」を設定し、「項目名」を1~9まで登録します。
※下記画面は登録後です。


これで、「2.出力ファイル情報の設定」は完了です。

Step06

続いて、「3.データ加工情報の設定」を行います。
ここで、データの変換を行うための条件を設定します。

タブボタンから「データ加工」を選択し、「新規作成」をクリックします。

Step07

入力ファイルの設定を行います。

任意のIDを入力し、「入力」アイコンをダブルクリックします。

Step08

入力設定画面が開いたら、下記例にしたがってID、ファイル名、XMLレコード単位を設定します。
※ファイル名は、サンプルファイルを指定します。

Step09

Step08で「OK」ボタンをクリックすると、下記のようにフォーマットの内容が表示されます。

抽出条件としたい要素を下記例のように選択します。
今回は「取引明細」毎にレコードを分けますので「order.lineItem」を指定しています。

Step10

続いて、出力ファイルの設定を行います。

「出力」アイコンをダブルクリックします。

Step11

出力設定画面が開いたら、下記例にしたがって形式を合わせ、出力ファイルIDとファイル名を指定します。

Step12

次に、抽出条件の設定を行います。

抽出条件と出力ファイルを線でつなぎます。

Step13

マッピング情報画面を開き、下記画面を参考に関連する項目をマッピングします。




入力項目 出力項目
order.lineNumber 取引明細番号(発注・返品)
order.gtin 商品コード(GTIN)
order.orderItemCode 商品コード(発注用)
order.supplierItemCode 商品コード(取引先)
order.name 商品名
order.name_sbcs 商品名カナ
order.unitMultiple 発注単位
order.unitOfMeasure 発注単位コード
order.packageIndicator 発注荷姿コード

これで、「3.データ加工情報の設定」は完了です。

Step14

全ての設定が完了しましたので実行してみましょう。
データ加工情報設定画面の上部にある実行ボタンをクリックします。


実行するとデータ実行画面が表示されるので、出力ファイル生成モードを確認し、「実行」ボタンをクリックします。

Step15

正常終了したら出力ファイルを確認してください。
Step11で指定した「C:\work\SAMPLE7\」に"out"というファイルが出力されます。

出力されたファイルをテキストエディタ等で確認します。
XML形式のデータが01~03のレコードに分かれ、CSV形式に変換されたことが確認できます。

さいごに

いかがでしたか?

今回は流通BMSのXML形式をCSV形式へ変換しましたが、DataMagicなら、その他のXML形式であっても目的に合わせ編集が可能です。
ぜひお試しください。

サンプルデータ

サンプルデータはzip形式での提供となります。解凍してからご利用ください。

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