エラー時、異常箇所から転送を再開したい

OrangeLab. 運営チーム
作成日時: - 更新日時:
Avatar

はじめに

こんにちは、メディアフォースの佐渡です。

何らかのトラブルにより転送が中断された際に、前回の続きから転送を再開したい・・・そう思ったことはありませんか?
HULFTには、異常が発生した箇所から転送を再開する機能があります。
すでに転送したデータは再度転送しないため、配信ファイルのデータ量が多い場合などに有効です。

配信要求を再開する場合は「チェックポイント再配信」機能、送信要求を再開する場合は「チェックポイント再送」機能を利用します。
今回は、この「チェックポイント再配信」機能と「チェックポイント再送」機能について確認していきましょう。

注意事項

チェックポイント再配信/チェックポイント再送は、以下の条件が満たされていないとできません。
1つでも条件が満たされない場合、データの先頭からの再配信/再送になります。
  • 集信管理情報の「登録モード」が“N(新規作成)”または“R(置き換え)”
  • 集信管理情報の「異常時の処置」が“K(保存)”
  • 集信管理情報の「集信形態」が“S(単一集信)”

チェックポイント再配信

■チェックポイント再配信の仕組み

チェックポイント再配信の仕組みを、下図の例を参考に説明します。


  1. 再配信要求コマンドの発行
    再配信要求を発行することにより、再配信を行います。
    配信管理情報に配信前ジョブが設定されていた場合でも、配信前ジョブは起動されません。
  2. 配信ファイルの読み飛ばし
    チェックポイント再配信の場合、配信システムは配信制御ファイルから配信済みのレコード件数とサイズから判断し、すでに転送されているデータを読み飛ばします。
  3. 配信の実行
    前回中断された転送の配信管理情報の設定を元に、コード変換やファイルの圧縮を行い、配信ファイルの未配信データを相手ホストに転送します。
    再配信要求時にチェックポイント再配信の指定を省略すると、配信ファイルの先頭からデータを転送します。

■チェックポイント再配信の実施方法

再配信の方法は以下の4種類です。
  1. [要求発行]メニューからの再配信要求
  2. 再配信待ち状況一覧画面からの再配信要求
  3. スケジューラによる再配信要求(for Windows のみ)
  4. コマンドによる再配信要求

以下より、それぞれの方法をご紹介します。
  1. [要求発行]メニューからの再配信要求
    [要求発行]-[配信要求]-[再配信要求]をクリックすると、再配信要求ダイアログが表示されます。
    チェックポイント再配信を行う場合は、「チェックポイントから再配信する」チェックボックスをチェックしてください。



    ホスト名、ファイルID、ファイル名を省略すると、再配信待ちのすべての転送の再配信が行われます。
    再配信待ちのすべてを再配信したい場合は、この方法が便利です。

  2. 再配信待ち状況一覧画面からの再配信要求
    再配信待ち状況一覧画面を表示し、再配信要求を発行したいファイルIDを一覧で選択します。
    「再配信」をクリックすると、再配信要求ダイアログが表示されます。
    チェックポイント再配信を行う場合は、「チェックポイントから再配信する」チェックボックスをチェックしてください。



    一覧から選べますので、ホスト名、ファイルID、およびファイル名を指定して再配信したい場合は、この方法が便利です。

  3. スケジューラによる再配信要求(for Windows のみ)
    スケジュール情報更新画面の[HULFT連携]ボタンをクリックすると、HULFT連携ダイアログが表示されます。
    チェックポイントから再配信を行う場合は、「チェックポイント」チェックボックスをチェックしてください。



    定期で実行したい場合は、この方法が便利です。

  4. コマンドによる再配信要求
    utlsendコマンドにより中断してしまった配信を中断時点から再開することができます。
    コマンドの詳細は、リファレンスの「再配信」の頁をご参照ください。

チェックポイント再送

■チェックポイント再送の仕組み

チェックポイント再送の仕組みを、下図の例を参考に説明します。


  1. 再送要求コマンドの発行
    要求受付プロセスは集信側からの再送要求を受け付けます。
    再送の場合は、配信管理情報に配信前ジョブが設定されていた場合でも、配信前ジョブは起動されません。
  2. 配信ファイルの読み飛ばし
    配信スレッドは、再配信待ちファイルから配信済みレコード件数および配信済みサイズを判断し、すでに転送されているデータを読み飛ばします。
  3. 配信の実行
    配信スレッドは配信管理情報の設定を元にコード変換やファイルの圧縮を行って、配信ファイルの未配信データを相手ホストに転送します。
    集信側で再送要求を発行するときにチェックポイント再送の指定を省略すると、配信ファイルの先頭からデータを転送します。

■チェックポイント再送の実施方法

再送の方法は以下の3種類です。
  1. [要求発行]メニューからの再送要求
  2. スケジューラによる再配信要求(for Windows のみ)
  3. コマンドによる再送要求

以下より、それぞれの方法をご紹介します。
  1. [要求発行]メニューからの再配信要求
    [要求発行]-[送信要求]-[再送要求]をクリックすると、再送要求ダイアログが表示されます。
    チェックポイント再送要求を行う場合は、「チェックポイントから再送する」チェックボックスをチェックしてください。



  2. スケジューラによる再送要求(for Windows のみ)
    スケジュール情報更新画面の[HULFT連携]ボタンをクリックすると、HULFT連携ダイアログが表示されます。
    チェックポイントから再送を行う場合は、「チェックポイント」チェックボックスをチェックしてください。



    定期で実行したい場合は、この方法が便利です。

  3. コマンドによる再送要求
    utlrecvコマンドにより中断してしまった配信を中断時点から再開することができます。
    コマンドの詳細は、リファレンスの「再配信」の頁をご参照ください。

まとめ

いかがでしたか?
チェックポイントから転送を再開する場合、すでに転送したデータは再度転送せず、チェックポイントからの再配信/再送が可能です。

特に、配信ファイルのデータ量が多い場合に有効となりますので、ぜひ運用に役立ててください。
この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています

コメント