受信可能状態になったことを相手先ホストに通知したい

OrangeLab. 運営チーム
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はじめに

こんにちは、メディアフォースの佐渡です。

今回はファイルの再配信を容易にする機能の説明をします。
集信側の集信プロセスが稼動していないときに、配信元ホストで配信処理を実行しようとすると、下図①のように配信側で再配信待ちとなります。
その後、集信側の集信プロセスが起動されてから手動で再配信を行うことでファイル転送が完了となります。

今回紹介する「受信可能通知」を設定した場合、下図②のようにプロセスが起動したことを自動通知し、配信側が手動で再配信しなくても自動的に再配信されるというものです。



今回は、HULFT8 for Windowsを用いて、設定手順と、動作確認について解説します。

設定手順

本機能の設定は集信側ホストで行います。
HULFT管理画面またはシステム動作環境設定ファイルで設定します。

■HULFT管理画面での設定

  1. システム動作環境設定の集配信を開き、「受信可能通知」を“する”に設定します。



  2. HULFTサービスおよびHULFT管理画面を再起動します。

■システム動作環境設定ファイルでの記述方法

  1. システム動作環境設定ファイル(hulenv.cnf)に以下のタグを追加します。
    rcvcmd = utlrecv.exe -a
  2. HULFTサービスおよびHULFT管理画面を再起動します。
上記設定を行うと、集信プロセスが起動するごとに、詳細ホスト情報に登録されているすべてのホストに対して、再送要求を発行します。
このとき、1ホストでもエラーが発生したり、要求先ホストに再配信待ちファイルが存在しなかったりする場合、再配信不能なため要求は失敗となりますが正しく要求が受け付けられたホストは再送が行われます。
※ 今回は配信側ホスト①に再配信ファイルが作られないため、集信側ホストにはエラーが出力されます

なお、HULFT8 for UNIX/Linuxで、マシン起動時にHULFTの受信可能通知コマンドを自動起動したい場合は、システム起動スクリプトファイルに「utlrecv -a」という行を追加するなど、各OSによって対応が異なります。
詳しくは各OSのアドミニストレーションマニュアルをご参照ください。

動作確認

下図のような環境で、次の動作を確認します。
 1.集信側ホストで集信プロセスが起動した状態で、ファイルの配信
  → ・正常にファイルが配信完了することを確認
 2.集信側ホストで集信プロセスが停止した状態で、ファイルの配信
  → ・エラーとなり再配信待ち一覧に格納されることを確認
 3.集信側ホストで集配プロセスを再起動
  → ・ホスト①とホスト②に受信可能通知が送信されること
    ・ホスト①は再配信エラー(再配信待ちファイルがない為)
    ・ホスト②は再配信が自動的に行われ、再配信待ち一覧が空になること


1.集信側ホストで集信プロセスが起動した状態で、ファイルの配信

集信側ホスト



配信側ホスト①


2.集信側ホストで集信プロセスが停止した状態で、ファイルの配信

集信側ホスト



配信側ホスト②


3.集信側ホストで集配プロセスを再起動

集信側ホスト



配信側ホスト①



配信側ホスト②



このように、システム動作環境設定の「受信可能通知」を「する」に変更した場合、相手ホストが停止中で転送に失敗しても、その後、起動したことを検知して自動で再配信することを確認できました。

まとめ

いかがでしたか?この設定を行うことで運用のロスをカットすることができます。

注意する点としましては、登録されているホスト名が多量にある場合、コマンドの終了には時間がかかる場合があります。

以上までが本Tips機能紹介となります。
ぜひ日々の運用などにこの機能を役立てていただければと思います。
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