はじめに
こんにちは、メディアフォースの佐渡です。
相手ホストにデータの送信を依頼したものの、何らかのトラブルによりデータが送信されてこない…。
このような経験はありませんか?
手動で再送要求を出すことも可能ですが、HULFTシステムが自動で再送要求を出してくれると便利ですよね。
HULFTシステムには、自動的に再送要求を発行する「自動再集信」の機能が備わっています。
自動再集信とは、集信側から「受信可能通知コマンド(utlrecv -a)」で再送要求を行い、これによって配信側の再配信待ちファイルに対して再配信要求を発行することです。
今回は、この「自動再集信」機能にスポットを当てていきましょう。
相手ホストにデータの送信を依頼したものの、何らかのトラブルによりデータが送信されてこない…。
このような経験はありませんか?
手動で再送要求を出すことも可能ですが、HULFTシステムが自動で再送要求を出してくれると便利ですよね。
HULFTシステムには、自動的に再送要求を発行する「自動再集信」の機能が備わっています。
自動再集信とは、集信側から「受信可能通知コマンド(utlrecv -a)」で再送要求を行い、これによって配信側の再配信待ちファイルに対して再配信要求を発行することです。
今回は、この「自動再集信」機能にスポットを当てていきましょう。
受信可能通知の発行
集信側の集信プロセスが稼動していないときに、配信元ホストで配信処理を実行しようとすると、その結果は配信異常となり、再配信待ち状態になります。
このとき、集信側が集信プロセスを立ち上げると同時に、「受信可能通知コマンド(utlrecv -a)」を実行することにより、配信側の再配信待ち状態の配信ファイルに対して再配信要求を発行することができます。
この仕組みにより、自動的に再集信することが可能となり、配信漏れのない運用をすることができます。
このとき、集信側が集信プロセスを立ち上げると同時に、「受信可能通知コマンド(utlrecv -a)」を実行することにより、配信側の再配信待ち状態の配信ファイルに対して再配信要求を発行することができます。
この仕組みにより、自動的に再集信することが可能となり、配信漏れのない運用をすることができます。
受信可能通知の設定方法
受信可能通知機能を使用するには、HULFT管理画面またはシステム動作環境設定ファイルで設定します。
【注意事項】
- HULFT管理画面での設定の場合
システム動作環境設定の「受信可能通知」で“する”を設定します。
- システム動作環境設定ファイルでの設定の場合
システム動作環境設定ファイル(hulenv.cnf)に以下のタグを追加します。
rcvcmd = utlrecv.exe -a
【注意事項】
- 集信プロセスが起動するごとに、詳細ホスト情報に登録されているすべてのホストに対して、再送要求を発行します。
このとき、1ホストでもエラーが発生したり、要求先ホストに再配信待ちファイルが存在しなかったりする場合、要求は失敗となります(正しく要求が受け付けられたホストのみ再送が行われます)。
受信可能通知による再送で失敗したホストに対しては、障害復旧後手動でutlrecvを起動する、または相手先から再配信をしてもらうことをご検討ください。 - 登録されているホスト名が多量にある場合、コマンドの終了には時間がかかる場合があります。
実行例
配信処理中に何らかの問題が発生し、配信が中断すると、異常終了したファイルの情報が再配信待ちファイルに書き込まれます。

ネットワークエラー復旧後、集信側で集信プロセスが立ち上がると同時に「受信可能通知コマンド」が実行されます。
それによって、配信側で自動的に再配信要求が発行されます。

配信と集信が正常終了します。
【配信状況一覧】画面

【集信状況一覧】画面


ネットワークエラー復旧後、集信側で集信プロセスが立ち上がると同時に「受信可能通知コマンド」が実行されます。
それによって、配信側で自動的に再配信要求が発行されます。

配信と集信が正常終了します。
【配信状況一覧】画面

【集信状況一覧】画面

まとめ
いかがでしたか。
「自動再集信」機能を用いることで、ネットワーク復旧後、再配信待ちとなっていたデータを自動的に再送することができます。
「自動再集信」機能を用いることで、ネットワーク復旧後、再配信待ちとなっていたデータを自動的に再送することができます。
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