複数のホストに同時にファイルを配信したい

OrangeLab. 運営チーム
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はじめに

こんにちは、メディアフォースの佐渡です。

複数のホストにファイルを転送したいと思ったことはありませんか?
HULFTには「同報配信」という便利な機能があり、一度の要求発行で複数のホストへファイルを配信することができます。

HULFTはファイルIDに配信先を設定します。
しかし「詳細ホスト情報」を直接ファイルIDに設定せず、「転送グループ情報」というホストの集合体を設定します。
そのような構成であるため、ひとつのファイルIDに設定したファイルを、複数のホストに同報配信することが可能となります。

また、複数のファイルIDで同一の転送グループ情報を使用することができるため、ファイルの同報配信先が増減しても、個々のファイルIDを編集することなく、転送グループを編集するだけで済みます。
HULFTはこのようにして、配信先の運用効率化を実現しています。

本Tipsでは、同報配信の方法と、同報配信時の注意点をご紹介します。

同報配信の方法

HULFTは、配信先をグループ化して管理します。
今回は既にある転送情報に、新しいホスト情報を追加する方法を例に解説します。

1.転送グループ情報を編集します。

変更は配信側ホストで行います。
転送グループ情報一覧を開き、すでに用意されている転送グループID「GRP00」を編集します。



次の画面のように転送グループの編集画面で追加したいホスト名を追加後、保存します。
なお、ひとつの転送グループに指定できるホストの数は1,000ホストまでです。


2.配信管理情報を確認します。

配信側ホストで配信管理情報を確認し、配信要求を行います。


3.転送結果を確認します。

配信状況一覧とコンソールにて、転送グループに設定されたすべてのホスト(新たに追加した3ホストを含む)に向けて配信されていることが確認できます。

同報配信時の注意点

さて、単一転送と異なり、同報配信時には注意すべき点がいくつかあります。
下記に挙げましたので、確認した上で同報配信を利用しましょう。
  • 同報配信は、配信要求の場合に利用できます。
    送信要求の場合は、送信要求を発行したホストだけに配信されます。
  • 配信管理情報の「配信ファイルの扱い」は「保存(K)」に設定する必要があります。
    「クリア(C)」・「削除(D)」・「ロック(L)」を設定すると、エラーとなります。
  • 配信前ジョブは配信先ホストが複数であっても、1回の配信処理で1回しか実行されません。
  • 配信後ジョブは、オープン系OSとAS400の場合、1回の配信処理で配信先ホストごとに実行されます。
    Mainframe系OSの場合、正常時ジョブは全ホストへの配信が正常に完了したときに1回のみ起動します。
    ただし、異常時ジョブは異常が起きたホストごとにジョブが起動されます。
  • 転送グループ情報に登録された全ホストに対し、それぞれ配信処理を行います。
    よって、いずれかのホストでエラーとなった場合は、エラーとなったホストのみ再配信待ちとなります。
    ただし、再配信要求時は、配信前ジョブIDが登録されていても配信前ジョブは実行されないことも合わせてご認識ください。
    また、同期転送時にいずれかのホストでエラーとなった場合のコマンド戻り値は0以外(エラー)になります。
  • 1ホストのみネットワークが遅くて転送が終わってない状態で(ほかホストは転送完了済)、配信要求を投げた場合の動作について
    【例】ホストA、ホストB、ホストCに同報転送し、ホストCのみ転送中の状態で、再度同報転送した場合
    ■ ホストA、ホストB ⇒ 再度転送されます。
    ■ ホストC ⇒ 一度目の転送は転送処理を継続したまま、新たな転送が開始されますので、前回転送がキャンセルされたり二度目の同報転送が無視されるといったことはありません。
    ただし、配信多重度およびホスト別配信多重度の設定によっては、多重度超過によって後からの配信処理がキューイングされ、配信待ちになる事があります。
    また、集信多重度の設定によりましては、多重度超過によって、集信側HULFTが後から受け付けた処理が集信多重度エラーになる事があります。

まとめ

いかがでしょうか。
同報配信は簡単な設定のみで使用できる非常に便利な機能です。
使用されている方も多いと思いますが、上記のような注意点もございますので、ご確認の上、安定した運用を実現ください。
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