テーマ⑥ 【HULFT Script】2つのファイルが揃ったら転送する

OrangeLab. 運営チーム
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2つのファイルが揃ったら、それらを個別にHULFTで転送したいです。
どうすればうまく検知し、転送できるでしょうか?

詳細要件

支店から本店に、仕入情報の「ヘッダファイル」と「明細ファイル」を送らなければなりません。
ただし、それらがディレクトリに格納されるタイミングはバラバラです。
ですが、本店からは「2つ揃ってから、転送して欲しい」と言われています。
なお、ファイル転送自体は「2回に分けて、別々に行って欲しい」とも言われています。

Meeting06_00b.png

ヒントじゃ!
転送を開始する条件は、Aが存在し、かつ、Bも存在する場合のみじゃ。AもしくはBが存在する際にファイルを転送してしまっては、要件を満たせないぞ。2つのファイルは名前が決まっておることに着眼し、考えてみるのじゃ。
 

模範解答

以下のリンクより、模範解答のサンプルスクリプトがダウンロード可能です。
是非ダウンロード頂き、ご活用ください。

2つのファイルが揃ったら転送する

 

HULFT Scriptで、2つのファイルが揃っていたらHULFTの配信要求を行うスクリプトを作成します。
スクリプトの起動は、HULFT Scriptのファイルトリガーを使用します。

使用ソフトウェア

ソフトウェア バージョン
HULFT8 for Windows-Server 8.0.0
HULFT8 Script Option 8.0.0

※HULFT転送部分は、ループバックで検証を行います。

流れ

  1. 集配信の疎通確認を行います。
    (※作成済みのHULFTのFILE IDが正常に動作することを確認します)
  2. HULFT Scriptで「ファイルが揃ったら転送開始」するスクリプトを作成します。
  3. 2で作成したスクリプトの動作確認をします。
  4. 2で作成したスクリプトをサービス登録します。
    (※スクリプト更新時もサービス登録しなおす必要があります)
  5. HULFT Scriptでファイルトリガを作成します。
  6. 配信用フォルダからファイルを除外したり、格納したりして、動作確認します。

手順

  1. 集配信の疎通確認を行います。
    (※使用するHULFTのFILE IDについて、以下のとおり作成し、正常に動作することを確認します)

    (1) 配信管理情報を作成します。
    Meeting06_02a.png

    (2) 集信管理情報を作成します。
    Meeting06_01b.png

    (3) 配信要求を行います。
    Meeting06_03a.png

    (4) 正常に終了していることを確認します。
    Meeting06_04a.png
  2. HULFT Scriptで「ファイルが揃ったら転送開始」するスクリプトを作成します。

    (1) HULFT Script Studioにログインします。
    Meeting06_05a.png

    (2) 「新しいプロジェクト」をクリックします。
    Meeting06_06a.png

    (3) 以下のとおり入力し、「次へ」をクリックします。
    Meeting06_07a.png

    (4) 以下のとおり入力し、「完了」をクリックします。
    Meeting06_08a.png

    (5) Endアイコンを移動します。
    Meeting06_09a.png

    (6) 当スクリプトは、スクリプト変数を3つ使用します。
    Meeting06_10a.png

    (7) スクリプトの完成イメージです。
    Meeting06_11a.png

    (8) スクリプト変数「HULFTのファイルID」を作成します。
    Meeting06_12a.png

    (9) スクリプト変数「配信ファイルパス(a)」を作成します。
    Meeting06_13a.png

    (10) スクリプト変数「配信ファイルパス(b)」を作成します。
    Meeting06_14a.png

    (11) ツールパレットより、「ファイル」-「ファイル操作」-「ファイル/ディレクトリ存在確認」を配置し、以下のとおり設定します。
    Meeting06_15a.png

    (12) ツールパレットより、「基本」-「フロー」-「条件分岐」を配置し、以下のとおり設定します。
    Meeting06_16a.png

    (13) ツールパレットより、「ファイル」-「ファイル操作」-「ファイル/ディレクトリ存在確認」を配置し、以下のとおり設定します。
    Meeting06_17a.png

    (14) ツールパレットより、「基本」-「フロー」-「条件分岐」を配置し、以下のとおり設定します。
    Meeting06_18a.png

    (15) ツールパレットより、「HULFT」-「要求発行」-「配信要求」を配置し、以下のとおり設定します。
    Meeting06_19a.png

    Meeting06_20a.png

    (16) ツールパレットより、「HULFT」-「要求発行」-「配信要求」を配置し、以下のとおり設定します。
    Meeting06_21a.png

    Meeting06_22a.png
  3. 上記で作成したスクリプトの動作確認をします。

    (1) デバッグ実行を行います。
    Meeting06_23a.png

    (2) 実行ログを確認し、スクリプトが正常終了していることを確認します。
    Meeting06_24a.png

    (3) HULFTの転送が正常終了していることを確認します。
    Meeting06_25a.png
  4. 上記で作成したスクリプトをサービス登録します。
    (※スクリプト更新時もサービス登録しなおす必要があります)

    (1) プロジェクトを右クリックし、「プロジェクトをサービスとして登録」をクリックします。
    Meeting06_26a.png

    (2) 「完了」をクリックします。
    Meeting06_27a.png

    (3) 「マイサービス」に登録されていることを確認します。
    Meeting06_28a.png
  5. HULFT Scriptでファイルトリガを作成します。

    (1) 「新しいファイルトリガーを作成する」をクリックします。
    Meeting06_29a.png

    (2) 以下のとおり入力し、「次へ」をクリックします。
    Meeting06_30a.png

    (3) 以下のとおり入力し、「完了」をクリックします。
    Meeting06_31a.png

    (4) 「はい」をクリックします。
    Meeting06_32a.png
  6. 配信用フォルダからファイルを除外したり、格納したりして、動作確認します。

    (1) 監視ディレクトリにファイルをひとつだけ配置します。
    スクリプトが起動しますが、HULFTの配信は実行されないことを確認します。
    Meeting06_33a.png

    (2) 監視ディレクトリにファイルをふたつとも配置します。
    スクリプトが実行され、HULFTの配信要求が実行されることを確認します。
    Meeting06_34a.png

    (3) HULFTの転送が正常終了していることを確認します。
    Meeting06_35a.png

まとめ

いかがでしたでしょうか。
このようにHULFT Scriptを用いれば、HULFT単体では実現できなかった要件にも、簡単に対応することができます。
この便利さを是非、体験してみてください。
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