インストール作業を自動化したい

OrangeLab. 運営チーム
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はじめに

こんにちは、メディアフォースの佐渡です。

通常HULFTをインストールする場合、画面に情報を入力して進める対話形式のインストールになりますが、
HULFTではGUIを起動しなくても「インストール情報ファイル」と呼ばれるインストールに必要な情報を定義したファイルを用意してインストールを行う非対話型の「サイレントインストール」を使用することができます。

サイレントインストールを利用することで、例として下記のようなことが実現できます。
  • ある環境とほぼ同一の設定(ホスト名のみ異なる等)で、複数のサーバーにミスなくインストールできる
    検証環境-本番環境のセットアップなど、インストール情報ファイルを用いることで確実な作業を実施することができます。
  • 大量のホストに画面入力なしでインストールできる
    インストール作業を画面入力なしで実行できるようにすることで、同じような手順の繰り返しをなくし構築の手間を削減することができます。
本Tipsではサイレントインストールの使用手順と仕組みついてご紹介します。

手順

サイレントインストールの準備から実行までの手順は以下のとおりです。
①インストール情報ファイルの作成
インストーラをインストール情報ファイル作成モードで実行すると、インストール完了時にファイルが作成されます。
②インストール情報ファイルの編集
①で作成した情報ファイルは、サイレントインストールを実行する各ホストに合わせて編集します。
インストール情報ファイルには、ホスト名やライセンスキーなど各ホスト毎の情報が含まれているためです。
③サイレントインストールの実行
インストーラをサイレントインストール実行モードで実行します。
起動するとインストール情報ファイルから必要な情報を読み取り、画面上の入力操作なしでインストールが完了します。
※①の手順は必須となります。手動にて作成したインストール情報ファイルを利用してインストールした場合は、動作保障外となります。

①インストール情報ファイルの作成

次のようにコマンドプロンプトから「setup.exe」を起動しインストール情報ファイルを作成します。

・インストール情報ファイル作成モードでのインストール
setup.exe -r [-f1"インストール情報ファイル名"(※)]
※ファイル名を省略した場合は、Windowsのインストールフォルダに、「setup.iss」というファイルが作成されます。

  例)Windowsが「C:\Windows」にインストールされている場合
  C:\Windows\setup.iss

インストール終了後にインストール情報ファイルが作成されることを除いて、手順は通常のインストールと同じです。
インストール方法については導入マニュアルを参照ください。

②インストール情報ファイルの編集

インストールを行う各ホストに合わせ、インストール情報ファイルを修正します。
修正個所は「項目名=設定値」の書式になっています。
変更はHULFTの導入マニュアルを参照し、ファイルをテキストエディタなどで開いて、「設定値」の部分をホストに合わせ修正してください。

よくある編集を例として記載します。
例1)ホスト名のみを変更したい場合
<修正前>
HostName=HOST01
<修正後>
HostName=HOST02
例2)クラスタの場合
運用ノード・待機ノードで異なるインストール情報ファイルが必要となります。
運用系でインストール時にセットアッププログラムが作成したインストール情報ファイルのパラメータ[INSTALLNODE]を「STANDBY」に変更したものを待機系のインストール情報ファイルとして利用してください。

③サイレントインストールの実行

次のようにコマンドプロンプトから「setup.exe」を起動しサイレントインストールを実行します。

・サイレントインストール実行モードでのインストール
setup.exe -s [-L言語コード] [-f1"インストール情報ファイル名"]

※インストール情報ファイルを作成したときと同じセットアップメディアを使用してサイレントインストールを実行してください。
インストール情報ファイルを作成したHULFTと、インストールしようとするHULFTのバージョン、レベル、リビジョンが異なる場合、サイレントインストールを実行できません。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

なお、サイレントインストールで、評価版から製品版への移行やホスト名の変更などに伴う「プロダクトキーの更新」も可能です。
サイレントインストールを活用することで人為的なミスを極限まで減らし、安定した保守・運用を実現しましょう。
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