HULFT8とHULFT7で集配信したい②

OrangeLab. 運営チーム
作成日時: - 更新日時:
Avatar

はじめに

こんにちは、HULFT Orange Lab.運営チームの伊藤です。

HULFT8とHULFT7の互換通信集配信したい①」で触れたように、HULFT8では特別な設定を行うことなく、HULFT7と簡単に転送することができます。
しかし、HULFT8がバージョンの差異を吸収し互換する処理は、あらかじめ "通信相手がHULFT7と分かっている" ならば必要のない処理なのです。

今回はそんな無駄な処理をすることなく、効率良く下位互換をする方法を紹介します。

無駄な処理って何?

HULFT8とHULFT7を標準の設定で通信した結果を見てみましょう。


ちゃんと通信できていることが分かりますが、よくよく見てみるとこんなメッセージが出ていることがわかります。
「相手先ホストのHULFTがVer.8未満の為、HULFT7通信モードで再接続します。」

このメッセージからも分かるとおり、HULFT8では相手に最初に接続した段階で同時に相手のバージョンを確認しています。
その確認の際に、相手がHULFT8未満ならば相手側に併せて自動で「HULFT7通信モード」で再接続します。

しかし、HULFTでは事前に転送の設定を登録する段階で相手側のHULFTのバージョンがわかっていることが大半でしょう。
予めわかっているのに再接続する処理は無駄なネットワークリソースの消費となり、特に多頻度の転送を行う場合は無視できません。
そこでこの無駄な通信を行わず、最初からHULFT7の機能に合わせて通信を行う設定を紹介します。

旧バージョン確認の無駄な通信とログ出力を行わない設定

標準の設定から変更するのはたった一つだけです。
項目は配信側ホスト(HULFTv8)に登録されている、集信側ホスト(HULFTv7)の詳細ホスト情報にあるHULFT7通信モードです。
この設定を「無効」から「有効」に変更します。


この設定で再度転送してみましょう。


ご覧の通り、バージョン確認を行わずに転送されていることがわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この設定を行っていれば、数KB程度のデータを連続して何度も送るような転送でも、ネットワークリソースを無駄にすることなく転送することができます。

また、ログの中に出力される不必要なメッセージもなくなります。

少量多頻度の転送から大容量のデータまで様々なデータにHULFT8は対応しています。
是非、様々な場面で利用してみてください。
この記事は役に立ちましたか?
1人中1人がこの記事が役に立ったと言っています

コメント

  • Avatar
    mashi

    相手先がHULFT8にも関わらず、HULFT7通信モードを「有効」にして通信した場合どうなりますか?

    しかし通信先サーバの管理者が自分の管理下にない場合、HULFTのバージョンアップを連携してもらう必要がありますが、その連絡ってない場合もあると思うんですよね。

  • Avatar
    OrangeLab. 運営チーム

    HULFT7通信モードを「有効」にした場合、相手がHULFT8でも、HULFT7通信モードで通信されます。
    その場合、コンソールログファイル(hulcon.log)に以下インフォメーションが出力されます。

     I333017 集信側ホストはHULFT Ver.8以上ですが、「HULFT7通信モード」が有効になっています。

    ※あらかじめ[システム動作環境設定]-[ログ]で、「インフォメーション」を出力する設定にしている必要がございます。

    通信元のみで状況を把握したい場合は、上記インフォメーションの出力を監視・確認する方法などが考えられます。