HULFTをバージョンアップしたい

OrangeLab. 運営チーム
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はじめに

こんにちは、HULFT Orange Lab.運営チームの兼平です。

HULFT8が発売されてから、多くのお客様にご愛用頂いております。
仕様の変更により、HULFT8へのバージョンアップ作業が少々面倒くさいと感じているお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?

今日はそんなお客様のため、HULFT8へのバージョンアップについて分かりやすくご紹介致します。

バージョンアップの事前作業

バージョンアップ作業を始める前に、事前作業を行います。

①HULFTの停止

プロセスを停止します


サービスを停止します
C:\>net stop HULFT(800)
HULFT(800) サービスを停止中です....
HULFT(800) サービスは正常に停止されました。

②HULFTのバックアップ

任意のディレクトリに、HULPATHの環境下にある全てのファイルを、xcopyコマンドなどを利用してコピーして下さい。
HULPATHが存在する場合、インストーラが自動的にHULFTデータのバックアップは行いますが、トラブルが発生しないとは限らないため、手動でもバックアップを作成してください。

バージョンアップ作業

バージョンアップの事前作業が完了したら、早速バージョンアップしてみましょう。
※本記事ではHULFT6からHULFT8にバージョンアップすることを前提としています。

①HULFT6を停止する



②HULFTの各管理情報は以下の様になります。

・配信管理情報 ・詳細ホスト情報
・転送グループ ・フォーマット情報
・メール連携情報 ・スケジュール情報

③HULFT8インストーラを起動し、言語を選択する

④シリアル番号とプロダクトキーを入力した後、「アップデートインストール」を選択する

⑤インストール先・バックアップ先ディレクトリを入力し、ディレクトリがない場合は「はい」を選択し作成する

⑥Windowsサービスに登録するときのサービス名を入力する

⑦スタートメニューなどの登録名を入力する

⑧バックアップを行う際は以下の画面が表示される

⑨インストール完了

バージョンアップ作業完了後

バージョンアップ作業が完了しましたら、以下の4点を確認します。
  1. ユーザアプリケーションの変更
  2. バージョン情報の確認
  3. 管理情報の確認
  4. HULFTの起動確認

①ユーザアプリケーションの変更

HULFT7以降のhulapi.dllは、HULFT for Windows Ver.6とは格納場所が異なります。
HULFT for Windows Ver.6のユーザアプリケーションを使用する場合は、以下のどちらかの対処が必要です。
  • hulftrt.dllをフルパスでロードした後、hulapi.dllをフルパスでロードするようにユーザアプリケーションを修正する
  • ユーザアプリケーションを実行する前に、環境変数PATHにインストールディレクトリを設定する

②バージョン情報の確認(Ver.08.00.00になっているかどうか)

③管理情報の確認(正常に引き継がれているかどうか)

・配信管理情報 ・詳細ホスト情報
・転送グループ情報 ・フォーマット情報
・メール連携情報 ・スケジュール情報

④HULFTの起動確認(プロセスもしくはサービスから起動できるかどうか)


C:\>net start HULFT(6to8)
HULFT(6to8) サービスを開始します..
HULFT(6to8) サービスは正常に開始されました。

バージョンアップ完了後の注意点

バージョンアップ完了後、以下の点にご注意下さい。
  1. バージョンアップを行った場合、下位バージョンのアイコンがスタートメニューに残ってしまうことがあります。
    その場合は下位バージョンのアイコンを手動で削除してください。
  2. コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」(画面の表示設定によっては「プログラムと機能」)に下位バージョンの情報が残りますが、ここから下位バージョンの情報を削除した場合、新しいバージョンのHULFTが正常に動作しない可能性があります。
  3. 集信時は詳細ホスト情報の「接続形態」を参照しないため、「接続形態」が“BB Server”または“BB Client”でも集信できます。このような管理情報を配信元ホストとして使用していた場合は、バージョンアップ後に“LAN”を指定して再登録してください。

バージョンアップのまとめ

  1. 配信制御ファイル、再配信待ちファイルはクリアされます。
  2. HULFTを終了して作業を行ってください。
  3. 作業前に必ずHULFTのバックアップを作成してください。
  4. 「HULFT BB サーバ・オプション」、「HULFT BB クライアント」が導入されている環境からアップデートインストールまたはコンバートを行った場合、以下の管理情報および履歴は移行されません。
    • 詳細ホスト情報の「接続形態」が“BB Server”または“BB Client”のレコード
    • 配信履歴の「接続形態」が“BB Server”、“BB Client”、または“PPP接続ホスト”のレコード
    • 集信履歴の「接続形態」が“BB Server”、“BB Client”、または“PPP接続ホスト”のレコード
    • 配信後ジョブ実行履歴の「通信手順」が“全銀”または“HTTP”のレコード
    • 集信後ジョブ実行履歴の「通信手順」が“全銀”または“HTTP”のレコード
  5. 現在ご使用のHULFTが評価版の場合、そのままアップデートインストールはできません。インストールされている評価版のHULFTをいったん削除し、新バージョンのHULFTを新規インストールしてください。

別HULFTへの管理情報の移行

上記のバージョンアップではなく、HULFT8を新規インストールした後に管理情報のみを移行したいお客様もいらっしゃるかと思います。
この場合、下位バージョンの管理情報ファイルをHULFT8用にコンバートしなければいけません。
管理情報ファイルをコンバートする場合はHULFT8の以下のコマンドを利用します。
hulconv {-hulpath path|-hulexep path}
パラメータ概要
-hulpath 移行元に管理情報格納パス、移行元がHULFT8未満の場合に使用する
-hulexep HUFLTの実行モジュール格納パス(~bin)、移行元がHULFT8以降の場合に使用する
では、実際やってみましょう。
※本記事はHULFT7からHULFT8へのコンバートを前提としています。

①新規インストールしたHULFT8のHULPATHに管理情報ファイルがない事を確認

②hulconvでHULFT7の管理情報をコンバートする

C:\>hulconv -hulpath "C:\HULFT Family\hulft7\etc"

③コンバートされた管理情報ファイルがHULPATHに作成される

④HULFT7とHULFT8の管理情報が一致する事を確認する

まとめ

いかがでしょうか?
HULFT8へのバージョンアップは一見面倒くさいと思ってしまわれる方もいらっしゃると思いますが、実はとても簡単にバージョンアップすることができて、時間もさほど必要ありません。

移行前のHULFTインストールディレクトリに上書きインストールするもの良いですし、新規インストールした後に管理情報のみコンバートしても良いです。

これを機に、ぜひHULFT8への移行をご検討下さい。
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