第5回:ファイルトリガ機能

OrangeLab. 運営チーム
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特定のファイルに変更が発生したらファイル転送を行いたい。
それを実現する機能「ファイルトリガ機能」についてご紹介します。

はじめに

こんにちは、HULFT Orange Lab.運営チームの平野です。

これまでは、「HULFT」でファイル転送を行う中での管理情報をご紹介してきました。

ファイル転送では、配信ファイルが更新された時に送ったり、決まった時間に送るなど、様々なタイミングがあると思います。
しかし実際の運用の中で、担当者がすべて手動で行うというのは現実的ではありませんよね。
特に、いつ更新されるか分からないファイルを監視するなんて「HULFT」を導入したメリットが減ってしまいます。

第5回では、ファイル転送の契機のひとつ「ファイルトリガ機能」についてご紹介します。

ファイルトリガ機能

ファイルトリガ機能では、指定したファイルを監視してファイルの作成・変更・削除を検知したタイミングでジョブを実行します。
ジョブに配信処理を組み込んでおくことで、自動でファイル転送を行うことができます。

seihin005-001a.png

ファイルトリガは、「ファイルトリガ情報」へ登録します。

seihin005-002a.png

・ファイル名
  監視を行うファイル名を記載します。アスタリスク(*)を使用すれば、複数ファイルの監視も可能です。
  例) c:\sample.txt、c:\*.txt

・ジョブID
  起動させたいジョブのIDを設定します。ジョブIDは、「ジョブ起動情報」として登録したジョブの中から選択します。

・作成監視、削除監視、変更監視
  監視の種類を選択します。各監視に対して「する・しない」が選択できるので、作成と削除を監視など複数の条件で監視が行えます。

・監視方法
  「変更監視」の際に、何を変更とみるか選択します。
   タイムスタンプ:ファイルのタイムスタンプで判断
   ファイルサイズ:ファイルのサイズで判断

・ファイル操作確認
  ファイルが他のプロセスやアプリケーションから使用されていないか確認するか、選択します。
  ファイルが更新されている最中に、ジョブを起動したくない場合などには「する」を設定します。

・ファイル操作確認待機
  「ファイル操作確認」を「する」にした際、他のプロセス・アプリケーションが使用していないことを確認できるまで待機するか、
  使用されていると分かった時点で終了とするかを選択します。

・監視間隔
  何秒間隔で監視を行うか設定します。

・実行有無
  当該ファイルトリガIDを監視対象とするか対象外とするか選択します。

【設定例】不定期に更新されるファイルを、更新が完了したタイミングで配信を行いたい

ファイルトリガを使用する状況を想定して、設定値や動作がどのようになるか見てみましょう。

【想定される状況】
  • 監視対象のファイルは「c:\sample\sample.txt」というファイルで、更新されたら同ファイルを転送したい。
  • ファイル更新は不定期に行われるので、ファイルの監視は1時間に1回行いたい。
  • ファイル更新中は転送を行わないようにしたいが、更新完了次第に転送して欲しい。

①まずは「配信管理情報」を登録します。

今回は、監視対象ファイルと配信ファイルが同一のため、ファイル名に「c:\sample\sample.txt」を設定します。
ファイルID FILETRIGGER
ファイル名 C:\sample\sample.txt

seihin005-003b.png

②ファイルID「FILETRIGGER」を配信する「ジョブ起動情報」を登録します。

utlsendコマンドを起動ジョブに記載します。

seihin005-004b.png

③「ファイルトリガ情報」を登録します。

ファイル名には、監視対象である「c:\sample\sample.txt」を設定します。ジョブIDは、②で登録したジョブを設定します。
ファイル名 c:\sample\sample.txt
ジョブID FILETRIGGER

ファイルが更新されたタイミングで配信を行いたいので、「変更監視」のみ「する」を設定します。
「管理方法」はタイムスタンプを選択します。
作成監視 しない
変更監視 する
削除監視 しない

ファイルが更新されている最中は配信が行われないよう、「ファイル操作確認」は「する」を設定します。
更新が完了しだい配信したので、「ファイル操作確認待機」も「する」を設定します。
ファイル操作確認 する
ファイル操作確認待機 する

「監視間隔」は1時間なので、「3600」を設定します。
管理間隔(秒) 3600

seihin005-005b.png

上記の設定で、どのような動きになるか見てみましょう。

・監視のタイミングで、ファイル更新が完了していた場合
  監視を開始した時点ですぐファイルが配信されます。

seihin005-006a.png

・監視のタイミングで、ファイル更新が完了していなかった場合
  監視開始時点では配信されず、更新が終わったタイミング(次の監視時間よりは前)に配信されます。

seihin005-007a.png

まとめ

今回は、ファイルトリガ機能についてご紹介しました。
監視の種類やファイル操作を組み合わせることで、様々な条件に柔軟に対応することができます。

次回はスケジューラ機能についてご紹介します。
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