実践!流通BMS-CSV変換

OrangeLab. 運営チーム
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使用ソフトウェア:DataMagic for Windows Ver.3.0.0(コード変換・オプション for Windows)
今回はXML形式である「流通BMS」をCSV形式に変換します。
※Ver.2.2.2のDataMagicについては、次の記事をご参照ください。
 (記事内容に大きな差異はありません。
  Ver.3.0.0のインタフェースに沿った操作手順とスクリーンショットにて、再度ご紹介しています。)
 DataMagic 実践!流通BMS-CSV変換編 (Ver.2.2.2)

はじめに

こんにちは、メディアフォースの佐渡です。

突然ですが、流通BMSというデータフォーマットをご存じでしょうか。
これは流通ビジネスメッセージ標準(Business Message Standards)の略称で、電子商取引(EDI)の標準仕様です。
流通BMSが普及すれば、流通業界全体の業務効率化・コスト削減につながると期待されています。

流通BMSでは、メッセージ形式としてXML形式が採用されていますが、データを取り込む側のシステムがXML形式のデータを取り扱えない場合は、取り込める形式に変換しなければなりません。

そこで今回はDataMagicを活用し、XML形式からCSV形式へのフォーマット変換を行う方法をご紹介します。

 

事前準備

フォーマット変換に先立ち、以下2点を準備します。
  1. 変換元となるサンプルデータ(XMLデータ)
  2. XMLメッセージテンプレート

1.変換元となるサンプルデータ(XMLデータ)の準備

まずは、変換元となるサンプルデータを用意します。

サンプルデータ[XMLデータ]

上記サンプルデータを「C:\work\SAMPLE_BMS\」に格納してください。("in"というファイル名で保存)

2.XMLメッセージテンプレートの準備

DataMagicでは標準で流通BMS 基本形Ver.1.3におけるXMLメッセージテンプレートが登録できるため、今回はこのテンプレートを使用します。
テンプレートはDataMagicのインストールメディアに格納されていますので、お手元にDataMagicのインストールメディアをご用意ください。
(※パス:<インストールメディア>\EXPORT\JA\bms_tpl_ja.txt)

<流通BMSのテンプレートの取得について>
流通BMSのデータには「基本形」「商品マスタ」「百貨店」の3種類があり、下記HPでテンプレートファイルやサンプルデータが公開されています。

流通システム標準普及推進協議会
http://www.dsri.jp/ryutsu-bms/index.html
(※テンプレートファイルを取得するには、別途申込みが必要です)

「商品マスタ」や「百貨店」のテンプレートの取得や、流通BMSを詳しく知りたい方はご活用ください。

 

手順

データ変換に必要な定義情報を作成します。
データ変換の流れは大きく分けると以下になります。
  1. テンプレートファイルの取り込み
  2. 出力ファイル情報の設定
  3. データ加工情報の設定

Step01

まずは、「1.テンプレートファイルの取り込み」を行いましょう。

スタートページから「管理情報インポート」を選択します。

Step02

DataMagicのインストールメディアにある「EXPORT\JA」フォルダから「bms_tpl_ja.txt」ファイルを選択し、「インポート」ボタンをクリックします。



管理情報インポートが正常に終了します。

Step03

スタートページから「XML」を選択します。

Step04

Step02で一括登録したXMLメッセージテンプレートが表示されます。
今回は「SIS_XML_BMS_13_08」を使用しますので、「SIS_XML_BMS_13_08」があることを確認します。



これで、「1.テンプレートファイルの取り込み」は完了です。

Step05

次に、「2.出力ファイル情報の設定」を行います。

スタートページから「CSV」を選択します。

Step06

操作メニューから「新規作成」をクリックし、CSV情報詳細画面を起動します。

画面が起動したら、下記画面を参考に「ID」と項目情報を設定し、「適用」をクリックして保存します。

項目名 説明
囲み文字 文字列データに付加されている囲み文字を指定します。
今回は【0x00】を設定します。
ID 登録したCSV情報を識別するためのIDを指定します。
今回はIDを【SAMPLE_BMS_OUT】とします。

これで、「2.出力ファイル情報の設定」は完了です。

Step07

次に、「3.データ加工情報の設定」を行います。

スタートページから「データ加工」を選択します。

Step08

操作メニューから「新規作成」をクリックし、データ加工情報設定画面を起動したら、入力ファイルの設定を行います。

オブジェクトパレットから「XML」を選択し、入力ファイルエリアへドロップします。
ドロップ後、「XML」アイコンをダブルクリックします。

Step09

入力設定画面のレイアウトタブを設定します。



項目名 説明
ID 入力ファイルのIDを設定します。
Step04で確認した【SIS_XML_BMS_13_08】を設定します。
ファイル名 入力ファイルを指定します。
事前準備で用意した【C:\work\SAMPLE_BMS\in】を設定します。
XMLレコード単位 1レコードの扱い方を選択します。
今回は【要素】を選択します。

・1:ルートノードが1レコードという扱いになります。
・2:ルートの1階層下の設定ノードが1レコードという扱いになります。
・3:ルートの2階層下の設定ノードが1レコードという扱いになります。
・要素:指定した要素配下のノードが1レコードという扱いになります。

Step10

Step09で「ファイル名」を設定すると、下記のようにフォーマットの内容が表示されます。

抽出条件としたい要素を下記例のように選択します。
今回は「取引明細」毎にレコードを分けますので「order.lineItem」を指定します。


これで、入力ファイルの設定は完了です。

Step11

次に、出力ファイルの設定を行います。

オブジェクトパレットから「CSV」を選択し、出力ファイルエリアへドロップします。
ドロップ後、「CSV」アイコンをダブルクリックします。

Step12

出力設定画面のレイアウトタブを設定します。



項目名 説明
ID 出力ファイルのIDを設定します。
Step06で作成した【SAMPLE_BMS_OUT】を設定します。
出力先指定 出力先の指定方法を選択します。今回は、"固定値"を指定します。
ファイル名には、出力ファイルの絶対パスまたは相対パスで設定します。
今回、出力ファイル名は【C:\work\SAMPLE_BMS\out】とします。

これで、出力ファイルの設定は完了です。

Step13

入力ファイル・出力ファイルの項目間のマッピング処理を定義します。

抽出条件と出力条件を結び、マッピングアイコンをダブルクリックします。

Step14

マッピング情報画面を開き、下記画面を参考に関連する項目をマッピングします。



入力項目 出力項目
order.lineNumber 取引明細番号(発注・返品)
order.gtin 商品コード(GTIN)
order.orderItemCode 商品コード(発注用)
order.supplierItemCode 商品コード(取引先)
order.name 商品名
order.name_sbcs 商品名カナ
order.unitMultiple 発注単位
order.unitOfMeasure 発注単位コード
order.packageIndicator 発注荷姿コード

Step15

任意の「ID」を入力し、データ加工情報設定画面の「適用」をクリックします。



項目名 説明
ID データ加工情報を識別するためのIDを指定します。
今回はIDを【SAMPLE_BMS】とします。

これで、「3.データ加工情報の設定」は完了です。

Step16

それでは実行してみましょう。データ加工情報設定画面上部の「実行」をクリックし、データ加工実行画面を起動します。

画面が起動したら、そのまま「実行」ボタンをクリックします。

Step17

正常終了したら、出力データ格納先として指定した「C:\work\SAMPLE_BMS\」を確認してください。
「out」というファイルが出力されているので、メモ帳などで中身を参照し、コード変換結果を確認してください。

XML形式のデータが01~03のレコードに分かれ、CSV形式に変換されたことが確認できます。

 

さいごに

いかがでしたか?

今回は流通BMSのXML形式をCSV形式へ変換しましたが、DataMagicなら、その他のXML形式であっても目的に合わせ編集が可能です。
ぜひお試しください。

 

DataMagic評価版のダウンロード

DataMagic評価版は「my HULFT」からダウンロードできます。
DataMagic評価版のインストール

〔注意事項〕
  • 「my HULFT」を利用するには、別途「my HULFT」へのユーザ登録が必要となります。詳細については、「my HULFT」ページをご覧ください。
  • DataMagicの利用にあたっては、DataMagic本体のほか、GUIツールであるDataMagic Managerのインストールが必要となります。なお、DataMagic ManagerはDataMagic本体に付属しています。

〔インストール方法〕
DataMagicとDataMagic Managerのインストール方法については、以下のページをご参照ください。
DataMagicのインストール方法
DataMagic Managerのインストール方法

 

サンプルデータ

サンプルデータはzip形式での提供となります。解凍してからご利用ください。

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