第2回:HULFTでSFTP/FTP転送ができるって本当?

OrangeLab. 運営チーム
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「製品を知る」シリーズ:HULFT Script第2回!
今回は、HULFT ScriptでまさかのSFTP/FTP実現についてご説明いたします。

えっ!?HULFTのオプションでFTPの転送ができるの!? 

こんにちは。HULFT OrangeLab. 運営チームの村上です。
HULFT Script はVer.8.1.0から、なんとFTPの機能を追加しました。
これによって、HULFT以外の転送手段として FTPでの転送をすることが出来るようになりました。
すべての業務サーバにHULFTを導入できることが理想ですが、 簡易な業務サーバであれば、HULFTは導入しないこともあると思います。
「一部のサーバはFTPでの転送をしたい」と いったケースや、FTPを主流でファイル連携を行っていたシステムを段階的にHULFTへ変更していくとき、HULFT Scriptを 利用すると効果的です。
また、HULFT未導入の取引先へのSFTPでのデータ交換も可能となります。




本TIPSでは、HULFT ScriptのFTP機能を紹介します。  

FTPとは 

FTPはHULFTと異なり、サーバとクライアントと明確に利用方法が分かれています。
HULFTであれば、サーバにも クライアントにもなれますが、FTPの場合はクライアントのソフトやツールはサーバにはなれませんし、その逆も同様です。
また、FTPの中でもいくつかの種類があります。
ここで、HULFT ScriptのFTPクライアント、サーバ機能がそれぞれ 対応しているFTPを表に示します。

クライアント機能 サーバ機能
  • FTP
  • SFTP
  • FTP over SSL
  • FTP
  • SFTP

FTP、SFTPはクライアント、サーバの両機能に対応していますが、FTPS(FTP over SSL)はクライアント機能のみの対応となります。

注意点

FTPはファイル転送のプロトコルとしては歴史が古く、簡易的なファイル転送を行うことが出来ます。
ただし、HULFTのようなMFT(Management File Transfer)製品と異なり、データ転送以外の機能はほとんどありません。
HULFTでの運用と比較したときの注意事項を以下に記載します。

注意点 理由 HULFTと同等にするには?
FTPクライアント側は履歴を出力しない クライアントソフトにもよりますが、OS標準のコマンドなどは履歴を出力しません 別途、ログを出力する仕組みが必要になります
送達確認をしない FTPは転送の終わりを通知していません 転送終了後、終了を通知するダミーファイルを送るなどの処理の工夫が必要になります
転送データの整合性チェック FTPはデータの整合性チェックを行っていません 転送ファイルとは別にデータサイズやデータのハッシュ値の情報を別ファイルとして送付し、受信側で整合性チェックを行ってください

 

 

設定手順

前述したようにFTPはサーバとクライアントと利用方法が分かれています。
HULFT Scriptでもサーバ機能の設定、クライアント機能の設定をそれぞれ行います。

サーバ機能

FTP/SFTPのサーバ設定はHULFT Scriptの[コントロールパネル]の[FTPサーバ設定]で行います。



FTPサーバの設定、SFTPサーバの設定はタブで分かれているので、それぞれ設定してください。
起動についてもFTPサーバ、SFTPサーバ、それぞれ起動をしてください。両方起動しておくことも可能です。

なお、自動起動の設定にチェックを入れておくことで、HULFT Scriptのサービス起動時にFTP/SFTPのサーバ機能も 自動起動することが可能です。
HULFT ScriptのFTP/SFTPサーバへログインする場合のユーザ名およびパスワードは HULFT Scriptにログイン時利用するユーザ名とパスワードと同様です。

クライアント機能

FTP/SFTPのクライアント機能の設定は以下の設定を行います。

  • 接続先の設定
  • 動作処理の設定

接続先の設定は[コントロールパネル]の[グローバルリソースの設定]で行います。



    主に接続先のFTPサーバのホスト名や接続用のユーザ名、パスワードなどを設定します。  
補足
SFTPやFTP over SSLを利用する場合、[セキュアFTP接続設定]タブで秘密鍵や証明書の設定をしてください。
SFTPの秘密鍵はFTPサーバで利用している公開鍵認証用の秘密鍵ですので、SFTPサーバの接続情報としてユーザ名、 パスワードの通知時に秘密鍵ファイルとそのパスフレーズも取得してください。
FTP over SSLの証明書はクライアント証明書、サーバ証明書のどちらも利用することが可能です。
サーバ証明書を利用する場合、HULFT Scriptの稼働サーバでインポートする必要があります。
証明書のインポート手順についてはHULFT Scriptのヘルプの「証明書のインポート」を参照してください。
接続先の設定をした後は、デザイナでFTPの動作を設定します。FTPクライアントの機能は以下のアイコンを
用意しています。処理に合わせてデザイナに配置してください。
  • リストとデータの読み取り
  • リストのみ読み取り
  • 更新
  • 削除

FTPコマンドの「put」にあたるものは「更新」アイコンが同等の処理です。
FTPコマンドの「get」にあたるものは 「リストとデータの読み取り」アイコンで「ls」によるファイルリストを取得しつつ、FTPサーバ上のファイルの データ読み取りが可能です。
また、「mput」や「mget」にあたる処理も設定値に「*(アスタリスク)」を使用することで 同様の処理が可能となります。


 

まとめ

今回はHULFT ScriptのFTP機能について紹介しました。

HULFT Scriptは評価版もございます。
評価版をダウンロードいただき、今回の記事をご活用のうえ、インストールいただければ幸いです。


※HULFT-ScriptはHULFT8のオプション製品のため、「HULFT Script Optionを含む」を選択してください。
※評価版は無償で60日間ご利用いただけます。
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